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直帰率と離脱率の違いとは?定義・目安・改善方法を解説

更新日時2026.07.28 作成日時2026.07.28
直帰率と離脱率の違いとは?定義・目安・改善方法を解説

直帰率と離脱率は、Webサイト改善の優先順位付けに欠かせない指標です。ただし意味が似ているため混同されやすく、誤った解釈のまま施策を進めると、改善どころか成果を落とすこともあります。

 

本記事では、直帰率・離脱率それぞれの定義と計算方法、目安(平均値の考え方)、高くなる原因、具体的な改善方法、改善すべきページの見つけ方までを一気通貫で紹介します。

「高い=悪い」とは限らないケースも含め、数値の読み方と打ち手を実務目線で解説します。

目次

  • 直帰率と離脱率の違い
  • 直帰率とは
  • 離脱率とは
  • 直帰率・離脱率の目安と平均値
  • 直帰率・離脱率が高くなる主な原因
  • 直帰率・離脱率を改善する方法
  • 改善すべきページの見つけ方
  • 直帰率・離脱率に関するよくある質問
  • まとめ
  • フォーム離脱ユーザーを取り戻すなら「リコネ」がおすすめ
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直帰率と離脱率の違い

直帰率は「入口ページとして1ページだけ見て終わった割合」、離脱率は「そのページがセッションの最後になった割合」で、計算対象と意味合いが異なります。

 

直帰は「そのページだけ見て終わる」行動で、必ず入口ページで発生します。つまり直帰率は、ランディングページとしての期待値に対して、最初の数秒から数十秒の体験が合っているかを測る指標です。

 

一方の離脱は「そのページが最後になる」ことで、入口ページに限らずどのページでも起こります。離脱率は、次の行動へつなぐ導線設計や、ユーザーが判断を下すポイントになっているページを見つけるのに向いています。

 

実務では、直帰率は集客ページの質チェック、離脱率は回遊やCV導線のボトルネック特定に使い分けると判断がぶれにくくなります。同じページでも目的が違えば適正値が変わるため、数値の良し悪しはページの役割とセットで評価することが重要です。

直帰率とは

 

直帰率(Bounce Rate)は、特定ページから始まったセッションのうち、その1ページだけで終わったセッションの割合を示し、主にランディングページ(LP)の適合度や初動の体験を把握するのに使います。

 

直帰率が高いページは、ユーザーが最初に期待した情報や体験が得られず、本文を読み進める前に離れている可能性があります。特に検索流入のランディングページでは、タイトルやスニペットで抱いた期待と、冒頭の内容が噛み合っているかが直帰率に表れやすいです。

 

ただし直帰率は「悪い数値」と決めつけると判断を誤ります。ページの目的が情報提供で完結するなら、直帰が多くても満足して離れた結果であることがあるためです。

直帰率を見るときは、流入チャネル、ページの役割、次に取ってほしい行動の有無を前提に置き、改善すべき直帰と、想定内の直帰を分けて扱うのが実務上のコツです。

直帰率の計算方法

ページ別の直帰率は、そのページが入口になった回数だけを分母にして計算します。入口になっていない閲覧は直帰率の計算対象にならないため、同じPVが多いページでも入口としての弱さがあると直帰率は高く出ます。

 

計算式は、直帰率(%)=直帰数÷そのページから始まったセッション数×100です。例えば、ある記事がランディングになったセッションが1,000回あり、そのうち600回がその記事だけで終了したなら直帰率は60%です。

 

サイト全体の直帰率は、サイト全体の直帰数÷サイト全体のセッション数×100で見ます。ただし全体値はページタイプの混在で意味がぼやけやすいので、基本はランディングページ単位で、チャネル別にも切って確認すると原因が特定しやすくなります。

直帰率は低い方がいいとは限らない

直帰率が高くても問題ない代表例は、記事やFAQのように「1ページで疑問が解決する」ページです。ユーザーが目的を達成した結果として離れるため、直帰率だけで改善対象にすると、むしろ冗長な導線を増やして満足度を下げることがあります。

 

逆に、直帰率が極端に低い場合は、必ずしも良い状態とは言えません。ページにスクロール計測や自動発火のイベントが過剰に設定されていると、実態は1ページで終わっていても直帰として扱われにくくなり、数値が不自然に下がることがあります。

 

重要なのは、ページの目的に対して「直帰してほしくないのに直帰している」状態かどうかです。比較検討や問い合わせにつなげたいページなら、直帰率とあわせてCTAクリック、フォーム到達、次ページ遷移などの行動指標も見て評価すると、正しい改善判断ができます。

離脱率とは

 

離脱率(Exit Rate)は、Webページの閲覧(PV)のうち、そのページがセッションの最後になった割合を表し、導線や次アクション設計の強さを確認するのに役立ちます。

 

離脱率は、そのページが「読み終わり地点」「判断地点」「迷子地点」のどれになっているかを映し出します。例えば料金ページで離脱が多いなら、価格そのものよりも、比較材料や不安解消情報が足りない可能性があります。

 

直帰も離脱の一種なので、離脱率が高いページには「1ページだけで終わった離脱」と「回遊した末の離脱」が混ざります。だからこそ、離脱率はページの役割に照らして、次に何をさせたいページなのかを明確にしたうえで使うのが重要です。

 

実務では、主要導線上のページ(料金、商品詳細、導入事例、フォームなど)の離脱率を定点観測し、改善の優先順位をつけます。離脱率が上がったタイミングと、流入の質、ページ改修、外部要因をセットで確認すると、原因の見立てが精度高くなります。

離脱率の計算方法

離脱率は、ページのページビュー(PV)を分母にして計算します。入口かどうかは関係なく、そのページが見られた回数のうち、最後のページになった割合です。

計算式は、離脱率(%)=そのページでの離脱数÷そのページのページビュー数×100です。例えばPVが2,000で離脱数が500なら離脱率は25%です。

 

離脱率の注意点は、直帰(1ページで終了)も離脱に含まれることです。特にランディングにもなりやすいページは、直帰の影響で離脱率が押し上げられるため、入口としての問題なのか、導線の問題なのかを切り分けて読み解く必要があります。

離脱率が高くても問題ないケース

購入完了、予約完了、資料請求完了など、本来セッションの最後になることが期待されるページは、離脱率が高いのが正常です。ここで離脱率を下げるより、完了前のページの離脱を下げるほうが成果に直結します。

 

また、目的が情報提供で回遊を前提にしないページも、離脱率が高くても問題になりにくいです。例えば営業時間やアクセス案内のページは、確認できれば次の行動はサイト外(来店、電話など)になることが多いからです。

 

判断のポイントは「そのページで終わることが、事業として望ましいか」です。望ましい終了なら離脱率は高くてよく、望ましくない終了なら、次の行動を明確に示す導線や不安解消の追加が必要になります。

直帰率・離脱率の目安と平均値

 

直帰率はサイト種類やページタイプで目安が変わりますが、離脱率は一律の平均値が出しにくく、自社内比較で判断するのが基本です。

直帰率には業界の目安値が語られることがありますが、それは「サイト構造とユーザー行動の型」が近い場合にだけ参考になります。流入チャネルやページ目的が違えば、同じ業界でも直帰率は簡単に変わります。

 

離脱率は、ユーザーがどこかで必ず離脱する以上、サイト構造によって高いページが必ず生まれます。そのため他社平均に寄せる発想よりも、自社サイト内で相対比較し、重要ページでの離脱をどれだけ減らせたかで評価するのが合理的です。

 

目安を作るなら、ページタイプ別にベースラインを分けるのが現実的です。集客記事、比較検討ページ、CVページで期待する行動が異なるため、同一の基準で良否判定すると改善の優先順位を誤りやすくなります。

業界・ページ種類別に見る目安

直帰率は、ユーザーが「回遊しながら選ぶ」サイトほど低く、「1ページで解決しやすい」サイトほど高くなりやすい傾向があります。例えばECサイトは商品比較やカテゴリ回遊が起きやすく、回遊率が高くなる分だけ直帰率は下がりやすい一方、辞書・メディア記事は目的達成が早く直帰率が上がりがちです。

 

同じサイト内でも、集客用ページと比較検討用ページでは見方が変わります。集客記事は直帰が一定あっても自然ですが、比較検討ページ(料金、機能比較、事例)は次のアクションに進む役割があるため、直帰や離脱が高い場合は情報不足や不安要素の残りを疑います。

 

さらにチャネル別の違いも大きいです。検索は意図が明確で直帰率が安定しやすい一方、SNSは偶発的な流入が増え直帰率が上がりやすいことがあります。ページの評価は、ページタイプとチャネルを掛け合わせて見ると、改善すべきズレが見つかりやすくなります。

GA4(Googleアナリティクス)での確認方法

直帰率・離脱率は、Googleアナリティクス(GA4)の「レポート」や「データ探索」機能から、ページごとに確認できます。

UA(旧ユニバーサルアナリティクス)では直帰率が主要指標として使われていましたが、GA4ではエンゲージメント率(一定時間の滞在やイベント発生などがあった訪問をカウントした割合)が基準になっており、直帰率の算出ロジックが変わっている点に注意が必要です。

ページごとの数値をレポートで定点観測し、訪問単位の行動を正しく把握することが、サイト改善の第一歩になります。

直帰率・離脱率が高くなる主な原因

 

直帰率・離脱率が高い原因は、検索意図とのズレ、初見の訴求不足、読み込み速度やモバイル体験、導線設計、過剰な広告など複数要因が絡むことが多いです。

直帰率・離脱率は結果指標なので、数値を下げること自体を目的にすると施策が空回りします。まずはユーザーが何をしに来て、どこで躓いたのかを仮説として言語化し、原因の層を分けて考えることが重要です。

 

原因は大きく、コンテンツの一致(意図に答えているか)、体験の快適さ(速度・モバイル・読みやすさ)、導線の設計(次に何をすればいいか)の3つに集約できます。ここに広告やポップアップのストレスが重なると、体感としての離脱はさらに増えます。

 

また「どの流入で悪化しているか」を切り分けないと誤診しやすいです。検索では問題ないが広告だけ直帰が高い、スマホだけ離脱が高いなど、切り口を変えるだけで原因が一気に絞れるケースは少なくありません。

検索意図とコンテンツが一致していない

検索意図、つまりユーザーのニーズは大きく「知りたい」「比較したい」「買いたい」に分けられ、意図に対して必要な情報の粒度と順番が異なります。例えば「比較したい」クエリに対して定義説明が長いと、結論に辿り着く前に戻る行動が起きやすくなります。

 

タイトルや見出しが検索意図を正しく捉えていないと、流入は取れても直帰が増えます。検索結果での期待値が高いほど、ファーストビューでのズレは強い失望になり、即離脱につながります。

 

対策としては、上位表示キーワードを眺めるだけでなく、実際の検索語句が何を求めているかを分類し、ページ内に比較表、手順、結論、注意点、FAQなど意図別の必須要素を揃えることが有効です。

ファーストビューで価値が伝わらない

ユーザーは最初の画面で「ここに答えがあるか」を判断します。結論が見えない、要点が埋もれている、文字が詰まりすぎて読みづらいといった状態は、内容の良し悪し以前に離脱を招きます。

 

特に情報系ページは、冒頭で結論と得られるメリットを先に提示し、根拠や詳細は後段で補う構成が直帰を抑えやすいです。これは読み手の時間コストを下げ、スクロールする理由を作れるからです。

 

また、信頼性の不足も離脱要因になります。根拠のない断定、更新日が古い、運営者情報が不明確だと、比較検討段階のユーザーほどユーザー体験への不安が募り、戻りやすくなります。

ページ表示速度が遅い

表示が遅いと、内容が良くても読まれません。ユーザーは読み始める前に離れるため、直帰率が上がりやすく、改善の打ち手としても優先度が高い領域です。

 

原因の切り分けは、画像の重さ、不要なJavaScript、CSSの肥大化、外部タグの多さ、サーバー応答の遅さなどに分けて考えると進めやすいです。特に広告タグや計測タグの追加は、体感速度を悪化させやすいので注意が必要です。

 

速度改善は一度にやるより、変更点を小さくして検証するのが安全です。速度が改善したのに直帰が変わらない場合は、意図ズレやファーストビューの問題へ仮説を切り替えます。

モバイル最適化が不十分

モバイルでは、読みづらさがそのまま離脱に直結します。文字が小さい、行間が詰まっている、ボタンが押しにくい、広告で本文が隠れるといった問題は、内容以前に「読む気」を削ぎます。

 

また、画像や表が横にはみ出してスクロールが必要になる、ヘッダーが大きくて本文が見えないなど、レイアウトやデザインの設計ミスも離脱要因になります。PCでは気づかないことが多いため、実機確認が重要です。

 

モバイル最適化は見た目だけでなく、操作のしやすさまで含みます。目的のリンクにたどり着けない状態は、導線設計の弱さとして離脱率に現れます。

導線設計が弱い(内部リンク・CTA・ナビ)

ユーザーが満足しても、次に何をすべきかが分からなければ回遊は起きません。関連記事、カテゴリ、パンくず、本文内リンク、目次などが弱いと、情報が途切れて離脱しやすくなります。

 

導線設計で重要なのは、リンクの量ではなく「次に読む必然性」です。例えば、初心者向け解説の直後に比較記事へ誘導する、料金説明の後に事例へ誘導するなど、ユーザーの思考の流れに沿った順序が必要です。

 

また、アンカーテキストと遷移先の整合が取れていないと、クリック後に期待外れとなり再離脱が増えます。導線はクリック数だけでなく、遷移後の直帰や滞在も含めて評価するのが実務的です。

広告・ポップアップが多い

主コンテンツの閲覧を妨げる広告やポップアップは、ユーザーの集中を切り、離脱を増やします。特にモバイルで画面を覆う表示は、誤タップや閉じにくさがストレスになりやすいです。

 

問題は広告の存在そのものより、タイミングと頻度です。ページ到達直後に強い訴求を出すと、内容確認前に嫌悪感が生まれ、直帰が増えることがあります。

 

対策としては、表示条件の見直し(スクロール後、滞在時間後など)、同一ユーザーへの表示頻度制御、閉じやすいUI、コンテンツと競合しない配置にすることが現実的です。収益と体験のバランスを、数値で検証しながら調整します。

直帰率・離脱率を改善する方法

改善は「原因の特定→仮説→施策→検証」が基本で、まずは検索意図・初動体験・回遊導線・速度/モバイル・フォーム最適化を優先して取り組みます。

直帰率・離脱率の改善は、見た目を変える前に「誰が何を期待して来たか」を揃えるのが最短ルートです。数値が悪いページほど、意図と内容、導線と次アクションがズレていることが多く、文章や設計の調整で大きく改善します。

施策は、1ページ内の改善(ファーストビュー、構成、CTA)と、サイト全体の改善(内部リンク、ナビ、速度・モバイル)に分けて、優先度の高いものから選択して進めると整理しやすいです。どちらか片方だけだと、改善幅が頭打ちになります。

検証では、直帰率・離脱率だけで合否を決めないのがポイントです。次ページ遷移、CTAクリック、コンバージョン率(CVR)、スクロール到達などの補助指標とセットで見て、事業成果につながる改善になっているかを確認します。

流入キーワードとコンテンツを見直す

まず、主要な流入キーワードを洗い出し、そのキーワードが求める答えがページ内に揃っているかを点検します。Search Consoleの検索クエリ、広告の検索語句、アクセス解析のランディングページ分析を組み合わせると、実態に近い意図が見えます。

 

次に、意図に合わせて見出し構成を最適化します。知りたい意図なら定義と手順、比較したい意図なら比較軸と結論、買いたい意図なら価格・実績・不安解消・導入手順など、必要な要素を欠かさず配置します。

 

最後に、不足情報を補強します。よくある質問、注意点、具体例、ケース別の選び方などをサイトコンテンツ全体に追加すると、他ページへ戻って再検索される確率が下がり、結果として直帰・離脱が改善しやすくなります。

ファーストビューを改善する

ファーストビューは、直帰率改善の最重要ポイントです。冒頭で結論を示し、ユーザーが得られるメリットを短く伝えるだけで、スクロール率が上がりやすくなります。

具体策としては、要点を短い文章でまとめる、見出し直下に結論を置く、重要情報を箇条書きにして探しやすくする、読みにくい装飾を減らすといった改善が有効です。

 

また、信頼を補強する要素も重要です。根拠の提示、更新日の明記、実績や事例へのリンク、運営者情報などを自然に入れると、比較検討段階の離脱を抑えやすくなります。

内部リンクと回遊導線を最適化する

内部リンクは、回遊を生むための設計です。関連記事を並べるだけでなく、ユーザーの次の疑問に先回りして案内することで、自然な回遊が生まれます。

 

代表的な導線は、本文内リンク、記事末尾の次に読むべきリンク、カテゴリ導線、パンくず、ナビゲーションです。どこに置くかも重要で、本文上部は迷子防止、途中は理解の補助、末尾は次アクションの提案として機能します。

 

リンクの文言は「クリックさせる言葉」より「何が読めるかが分かる言葉」を優先します。遷移先の内容と一致しているほど、クリック後の満足度が上がり、結果として離脱の連鎖が減ります。

CTAの配置と訴求を見直す

CTAは、ページの目的と一致していることが前提です。集客記事にいきなり購入を強く迫るより、比較資料や事例、無料相談など、心理的ハードルが低い次の一歩を提示した方が離脱を抑えながら前進させられます。

 

訴求文言は、行動を促すだけでなく、得られるベネフィットと不安解消をセットにします。例えば「無料」「所要時間」「料金の目安」「しつこい営業なし」など、迷う理由を先に潰すとクリック率が上がりやすいです。

 

配置は固定せず、ページ上部・途中・末尾の役割を分けて設計します。改善はABテストが理想ですが、まずは現状のクリック位置やスクロール到達を見て、ユーザーが到達できていないCTAを前に出すだけでも効果が出ることがあります。

表示速度を改善する

速度改善は、直帰・離脱の底上げを防ぐ基盤施策です。特に画像が多いページや外部タグが多いページは、改善余地が大きい傾向があります。

 

代表施策は、画像の最適化(WebP/AVIF、適正サイズ、遅延読み込み)、不要なJavaScriptの削減、CSSの整理、キャッシュ活用、CDN導入、サーバーの強化です。手を入れやすい順に小さく改善し、影響を確認しながら進めます。

 

確認はGoogleのPageSpeed Insightsなどのツールや実機の体感チェックで行います。数値が良くても体感が悪い場合は、広告タグや外部スクリプトによる遅延がないかを疑うと原因にたどり着きやすいです。

モバイルのUI/UXを改善する

モバイルでは、読みやすさと操作しやすさが最優先です。フォントサイズ、行間、余白、見出しの階層、タップ領域などを整えるだけで、滞在とスクロールが改善しやすくなります。

 

追従CTAは有効な場合もありますが、本文を隠す、誤タップが増えるなど逆効果にもなり得ます。クリック率だけで判断せず、離脱やCVRもセットで評価し、表示条件を調整するのが安全です。

 

また、レイアウトのズレは信頼を落とします。CLSのような表示中のずれを抑え、読み進めるストレスを減らすことが、結果として直帰・離脱の改善につながります。

フォームページはEFOで離脱を減らす

入力フォームは、離脱が最も損失に直結する場所です。直前まで興味があったユーザーが、入力の面倒さや不安でやめてしまうため、EFOで摩擦を減らす価値が大きいです。

基本は、項目削減、入力補助、エラー表示の分かりやすさ、ステップ短縮です。特にエラーが出ても原因が分からないフォームは離脱を生みやすいので、どこをどう直せばよいかをその場で理解できる設計にします。

心理的不安の解消も重要です。個人情報の利用目的、セキュリティ、返信までの目安、営業方針などをフォーム近くに明記すると、入力完了率が改善しやすくなります。

EFOの具体的な進め方や成功事例については、「EFOとは?効果的な改善施策や成功事例を徹底解説!」でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

EFOとは?効果的な改善施策や成功事例を徹底解説!

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入力フォームは、申し込み直前の最終ステップです。僅かな使いづらさが、大きな離脱につながることも珍しくありません。EFO(エントリ…

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改善すべきページの見つけ方

 

全ページを一度に直すのではなく、成果への影響が大きいページから優先し、直帰/離脱以外の指標も合わせて「本当に改善すべきか」を判断します。

 

直帰率・離脱率は、改善候補を広く拾うのに便利ですが、優先順位は別の軸で決める必要があります。ビジネスに近いページほど、同じ1%の改善でもインパクトが大きいからです。

 

また、数値が高いページが必ずしも悪いわけではありません。ページの役割が完了地点なら高いのが正常ですし、情報提供が目的なら直帰が多いのも自然です。

 

優先順位付けでは、ページの役割、流入量、CV貢献、行動指標を組み合わせます。これにより「直すべきページ」と「放置してよいページ」が分かれ、改善が成果に結びつきやすくなります。

CVに近いページから優先する

商品詳細、料金、比較、導入事例、問い合わせなど、CVに近いページでの離脱は機会損失が大きいです。ここがボトルネックだと、上流の集客を増やしても成果が伸びにくくなります。

 

優先度は、ファネル上の役割とKPIで判断します。例えば料金ページなら、次のステップへのCTRや問い合わせCVR、フォーム到達率などを見て、どこで落ちているかを特定します。

 

改善は「情報不足」と「不安」の解消が中心です。価格の根拠、他社比較、導入の流れ、サポート、よくある質問を揃えると、離脱が下がりやすくなります。

流入が多いページから優先する

流入が多いページは、改善が全体成果に与える影響が大きいです。同じ直帰率の改善でも、月100PVのページより月10,000PVのページの方がリターンが大きくなります。

 

特にランディング流入が多いページは、入口体験がそのままサイトの第一印象になります。検索、広告、SNSなどチャネル別に直帰率や離脱率の差を見て、どの流入が悪化の原因かを切り分けます。

 

優先順位は「量×課題」で考えると実務で迷いません。流入が多く、かつ直帰・離脱が高く、さらに次アクションが重要なページから着手するのが効率的です。

滞在時間・スクロール率と組み合わせて判断する

直帰率が高くても、滞在時間が長いなら目的達成の可能性があります。情報を読んで納得して離れたケースでは、直帰率だけを下げる施策は逆効果になり得ます。

 

一方で直帰も滞在も短い場合は、意図のミスマッチ、ファーストビューの弱さ、速度問題などが疑わしいです。この場合は、流入キーワードと冒頭構成、表示速度の順に確認すると原因に当たりやすくなります。

 

スクロール到達率やクリック計測などの行動指標を併用すると、離脱の位置が分かります。例えば、半分まで読まれているのにCTAがクリックされないなら訴求の弱さ、そもそも序盤で離脱しているなら初動体験の問題、というように打ち手を選びやすくなります。

直帰率・離脱率に関するよくある質問

 

直帰率・離脱率は単体で結論を出しづらいため、目的・ページタイプ・計測環境を踏まえた「使い分け」の理解が重要です。

 

直帰率と離脱率は、改善の方向性を示すヒントにはなりますが、単独で原因を断定できる指標ではありません。ページの役割、流入経路、ユーザー属性の違いで同じ数値でも意味が変わります。

 

また、計測環境の違いによって数値が動くこともあります。イベント計測の設計やタグの変更、ページ構成の変更は、ユーザー行動ではなく計測の都合で直帰の扱いが変わる場合があります。

 

だからこそ、指標の定義を押さえたうえで、補助指標と一緒に見て判断することが、遠回りに見えて最短の改善につながります。

直帰率と離脱率はどちらを優先して改善すべき?

優先すべきは、事業目標に近いボトルネックです。入口ページで期待外れが起きているなら直帰率改善が効きやすく、比較検討やフォーム手前で落ちているなら離脱率改善が優先になります。

 

ページ種別で考えると判断しやすいです。ランディングや記事は直帰率で入口適合度を確認し、料金・比較・事例は離脱率で検討の詰まりを確認し、フォームは離脱率と入力完了率で最適化します。

 

結論として、直帰率と離脱率のどちらか一方を追うのではなく、ページの役割ごとにKPIを置き、改善の打ち手を変えるのが成果につながる運用です。

直帰率・離脱率が高いとSEOに影響する?

直帰率・離脱率の数値そのものが高いからといって、直接SEO評価が下がると決めつけるのは危険です。ページが意図を満たしていれば、1ページで完結して離れることは自然に起こります。

 

ただし、直帰や離脱が高い背景にある「意図不一致」「内容不足」「表示速度の遅さ」「使いにくさ」は、ユーザー満足を下げ、結果として検索で選ばれにくくなる要因になり得ます。

 

SEOの観点では、数値を下げることよりも、検索意図を満たし、読みやすく、信頼でき、次の行動が分かるページにすることが本質的な改善です。その結果として直帰率・離脱率が改善する、という順序で捉えるのが適切です。

効果測定はどの期間で見るべき?

効果測定の期間は、流入量と変動要因の大きさで決めます。流入が少ないページは短期間だと誤差が大きく、数値の上下に意味が出にくいです。

 

最低限は、施策前後で同程度の条件になるように揃えます。曜日差、季節性、広告出稿の有無、検索順位変動などの外部要因が違うと、改善の効果なのか環境変化なのか判別できません。

 

現実的には、十分なサンプルが集まる期間を確保し、施策前後で直帰率・離脱率に加えて、クリック率、フォーム到達、CVR、スクロール率なども併せて比較します。改善が成果につながっているかを、複数指標で確認するのが安全です。

まとめ

直帰率は「1ページで終わった入口セッションの割合」、離脱率は「そのページが最後になった割合」であり、目的に応じて正しく解釈し、意図一致・初動体験・導線・速度/モバイル・EFOの改善で成果につなげます。

 

直帰率は入口ページの適合度を、離脱率はページが意思決定や回遊の終点になっている度合いを示します。両者は似ていますが分母も意味も異なるため、混同すると改善の方向性を誤ります。

目安値に引っ張られすぎず、ページの役割と流入チャネルを前提に、自社内比較で課題を特定するのが基本です。特に重要ページでは、直帰・離脱だけでなく、クリックやCVなどの行動指標も合わせて評価します。

 

改善は、検索意図の一致、ファーストビューの明確化、内部リンクとCTAの設計、速度とモバイル体験の向上、フォームのEFOが中心です。原因を特定し、小さく施策を当てて検証する運用が、最も再現性高く成果につながります。

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どれだけEFOやCTAを磨いても、フォーム入力の途中で離脱してしまう見込み客は一定数残ってしまうのが実情です。

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この記事を書いた人:リコネ編集部

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